手術の後は。


男性が痛い思いをするのはこのときだけ、と前回書きましたが、訂正です(^^;;)


ってなわけで、術後の旦那の様子を思い出せる限りで書いてみます。
旦那は多弁なほうではなく、抜歯しても鎮痛剤は飲まないってくらい苦痛を我慢する人なので、実際のところどんだけ痛かったのかは、嫁の私にはわかりません。
とりあえずこんな感じでしたってのをご紹介。


手術の翌日、術後検査で再度クリニックへ。傷口の確認だけですね。
さらに一週間後、抜糸でまたクリニックへ。この間、化膿止めの抗生剤と痛み止めが処方されます。
抜糸からさらに一ヵ月後、詳細な術後検査があります。多分術前検査と同じメニューです。どこか数値が変化しているところはないかを調べるんでしょう。


クリニックで頂いた資料には、術後の注意事項について、次のように書かれています。


「術後の合併症では、手術直後に起こるものとして出血があります。陰嚢は非常に伸縮性が良好なため、通常の部位であればすぐに止まる程度の出血でも陰嚢内に血液が貯留するので、術後は陰嚢を圧迫するようにサポーターを着用する必要があります。」


ちなみにこのサポーターってのは、手術時に5000円ほどお支払いするんですが、単にちょっとキツめのブリーフって感じです(苦笑)クロッチっていうのかな?お股の部分が厚手のストレッチ素材になっていて、いつもはプラプラしているたまたまを、動かないようしっかりホールドしてくれるようです。
このサポーターのほか、傷口には、保護テープのような物を毎日シャワー後に貼り替えます。自分で貼るのは難しい位置なので、嫁の私が股座に顔を突っ込んで、たまたまをそっと持ち上げながらぺたっと貼ります…。


「また、手術後数日して傷が化膿することがまれにあります。」


抗生剤が出ます。きちんと服用しましょう。


「手術後しばらくしてからの合併症としては陰嚢水腫(陰嚢内に液体が貯まる)があり、手術的治療が必要になることもあります。さらに、ごく稀にですが陰嚢部に痛み・痺れなどが残ることがあります。
本手術により精巣の萎縮をきたす場合があり、また萎縮を来たさなくても性腺機能が低下し、将来的に男性ホルモンの補充を必要とすることがあります。」

うちの場合は、化膿もしなかったし水腫もできませんでした。
抜糸一ヵ月後の詳細検査でも、特に何もなかったんだと思います。何も言われてないし。…いや、どうなんだ?「別になんともなかったわー」って言いながら帰ってきただけだな、そういえば…(汗)(何しろうちの旦那は、「もうこれで自分の精液は用無しだから何かあっても別にいいや」くらいなことを言ってのけちゃう人なので…)


問題は、「痛み・痺れ」ってやつです。
勿論術後しばらくは、切開してるんですから痛くて当たり前です。
抜糸する頃には、治りかけの皮膚が痒くなってきます。
そして手術から丸一年以上経った今、「手術したのってどっちのタマだっけ」というくらい、普段は違和感ありません。

ただ。

ただ、日常生活で変わったことが、一つだけあります。


自転車です。


旦那はサイクリングが趣味でした。
夫婦二人だけの我が家には、自転車が3台あります。(ちなみにPCは4台ありますけど)
嫁のママチャリのほか、18段ギアつきマウンテンバイクに、怖くて乗ったことないんでどんな代物か良く分からないけどお高いロードレーサーです。
春や秋の気候のいい時季は、ちょっと遠くの店まで二人で自転車で片道小一時間かけてお茶しに行ってみたり。旦那は通勤も自転車で片道45分でした。
しかし、今はもうそんな長時間はとても乗れません。自転車のサドルの位置が、もろにたまたまの辺りなのです。手術後しばらくしてから少しずつ、慣らし慣らし自転車生活を再開した旦那でしたが、乗りっぱなしで25分を経過する辺りで耐え切れない痛みになる、と言っています。いやそもそもそこまで我慢して乗るなよと言いたいのですが。
サドルの形状によっては、あるいは大丈夫なのかもしれませんが。また、時間が経てば経つほど航続距離(?)は伸びますが。
最近、周りに自転車の好きな男性がやたら多いので、こんなこともありましたよと。




あと、まあなんだ、セキララな話ですが。
夫婦生活は元々それほど盛んなわけではありませんでしたが、まあ回数は減りました。
嫁的には、なんていうか気分的に。いや、なんとなく痛いんじゃないのかなって気になって。
旦那的には、別に何も変わらなかったそうな。うんまあ淡白だもんな元々…。
でも、男性ホルモンが激減した!っていうような感じは、ないです。あくまで素人目には、ですけど。